身近にいた!出会い系サイトで彼女ができた友人
出会い系サイトからはじまった恋
彼女ができたという人は意外に多い
出会い系サイトで彼女ができたという方は意外に多いものです。利用していることがきっかけで彼女ができたということを恥ずかしがって口にしない方も少なくはないのですが、よくよく聞いてみると実際に使って彼女をゲットしていたというケースは結構あるものです。
ネットで検索してみると、そういった体験談が実際に山ほど出てくるものです。ただ、ネットで見かける体験談というのはどこか他人事というか、別の世界での出来事のように感じていました。
しかしながら、実は自分の身近なところでも出会い系サイトで彼女をゲットしたという人物がおりました。それが友人でした。
正直なところ、モテない男同士ずっとこのままでいるのだろうと思っていたので、ちょっとショックではありました。ただ、友人と彼女の馴れ初めを聞いてみると自分も彼女をゲットできるかもという希望を持つことができました。
今回は実際に彼女をゲットしたという友人について語っていきたいと思います。
ある日、友人が彼女を連れてきた!
友人とは昔からの仲で、幼馴染ではないものの幼馴染に近い存在でした。思い返せば学生時代はなんだかんだでずっと一緒でしたし、社会人になってからもふたりでしょっちゅう遊びに行っていました。
お互い喧嘩をするでもなくずっと良好な仲を保っているもので、中には「あいつらできてるんじゃ……」と勘ぐるような人もいました。実際に何をするのにも一緒という感じだったので、そう思われても仕方なかったと思います。
もちろん、自分も友人も断じて男色家というわけではありません。お互いがそれぞれに気になる女の子ができるといったこともありましたが、モテない男同士だったので儚い片思いが実ったことはありませんでした。
もともとお互いにオタクだったのですが、大学時代にリアルを諦めてからいわゆるオタ活にかなりの力を入れるようになっていきました。イメージ通り、ブヒブヒという感じで2次元を愛でておりました。
社会人になってからもそれは変わらなかったのですが、食事に誘われたある日、友人が彼女を連れてきたのです。とんでもなく美人というわけではないものの、控えめでとても感じのいい女性でした。
ちょうど自分は仕事が忙しい時期で、友人との連絡もかなり頻度が減っていました。お互いに「あのイベントに行きたい」「あのフィギュアがほしい」といった話はしていたものの、自分が忙しくて実行に移すことができず……という状態が続いていたのです。
仕事がひと段落して、久々の飯にというタイミングでまさかの彼女連れだったので本当に驚きました。見違えるほどではなかったにしても、友人も以前よりは清潔感のあるいい男風になっていました。
正直なところ、いきなり彼女を連れてこられての食事は気まずいと思ったのですが、彼女もまさかのオタクで気まずさなんて感じる暇はありませんでした。楽しく食事をしていたのですが、ふと気になってふたりの知り合ったきっかけを聞いたところ、ふたりが顔を見合わせて恥ずかしそうに「出会い系で……」と言ったのです。
もちろん、そこからは出会い系でのふたりの馴れ初めについて根掘り葉掘り聞きました。
友人と彼女の馴れ初め
友人と彼女の馴れ初めなのですが、ちょうど自分が忙しかった時期に友人は暇を持て余していたそうです。恥ずかしながら、学生時代から何をするのにもふたりだったため、興味のあるイベントがあっても友人ひとりでは行く気にならなかったとのことでした。
することがないのに時間はたっぷりとあるという状態で、思いついたのが出会い系サイトだったそうです。オタク同士の婚活がなかなか盛り上がっているというニュースを見て、気にはなっていたもののいきなりの婚活はハードルが高く、出会い系サイトから始めることにしたと言っていました。
とりあえず大手に登録して、サクラや業者っぽいユーザーに当たったらやり取りをして自分と会ったときのネタにしてやろうと思っていたそうです。ネタ作り半分、残りの半分でいい出会いがあればいいな……というくらいの感じだったのでしょう。
本当に出会えるのであれば、オタクに理解があって一緒に趣味を楽しめる子がいいと思い、プロフィールでは好きなアニメや漫画について熱く語っていたそうです。実際にプロフィールを見せてもらいましたが、かなりの熱さでした。
女性からのアプローチを待ちつつ、友人は友人で好きなアニメや漫画をキーワードにして検索をおこなっていたそうです。結構マイナーな作品もあったので、最初からある程度絞り込むことができたと言っていました。
その中で、気になったのが今の彼女なのだそうです。なぜ気になったのかというと、一番素人っぽい感じがしたからだと言っていました。
なんでも他の女性はプロフィールの画像がバリバリに加工してあって、とても声をかける気にはなれなかったそうです。そういった中で、自然な彼女に惹かれたと言っていました。
当然、友人から彼女のほうに声をかけたそうです。かなり練りに練ったメールを送ったと言っていましたが、彼女のほうはそのメールの感じがよかったので返事をしたとのことでした。
彼女は彼女でいろいろな男性からメールをもらっていたのですが、どれも返事をする気の起きないものばかりだったそうです。いきなりのため口や最初から体目的なのがわかるようなものばかりで、うんざりしていたとも言っていました。
そういった中で、友人からの常識的なメールを受け取ってほっとしたそうです。しかも、プロフィールをチェックしてみると、好きなアニメや漫画がかなりかぶっていたので「これは!」と思ったと言っていました。
メールのやり取りは専らアニメや漫画についてだったそうです。色っぽいやり取りはなく、本当にオタク談義を楽しんでしたとふたりとも言っていました。
やり取りが盛り上がるとやはり会ってみたくなってしまうものです。友人も会いたくなり、口実として気になっていたイベントに誘ったそうです。
自分と一緒に行けたら行こうと思っていたイベントだったそうなのですが、彼女のほうも気になっていたらしくすんなりとふたりでイベントに行くことになったとのことでした。友人にとってはそれこそ人生におけるもっとも大きな冒険だったかと思います。
当日は、口から心臓が出そうだったと言っていました。会うまではかなり緊張していたそうなのですが、いざ会ってやり取りをしているとオタク特有の連帯感のようなものが芽生え、緊張感もどこかに行ってしまったそうです。
当日はふたりでイベントを満喫し、後日、また別のイベントへ一緒に行くことになったそうです。そこからイベントに関係なく、「グッズを買いに○○へ行こう」といった感じでお互いに声をかけるようになり、友人から告白をしたとのことでした。
彼女のほうもやはり趣味に理解のある男性、一緒に趣味を楽しめる男性を探していたので、もちろん答えは「YES」だったというわけです。ふたりの馴れ初めを聞いていても、付き合うべくして付き合うことになったという感じを受けました。
「抜け駆けしやがって」という気持ちがないわけではないのですが、思わず祝福してしまうようなふたりです。
●出会い系に関する法令
【警視庁】出会い系サイト規制法施行規則
【東京都公安委員会】 改正出会い系サイト規正法
【警視庁】インターネット異性紹介事業